山海 満也
アルスホーム株式会社
代表取締役社長
山海 満也

報告力を鍛えよう

  • 社長メッセージ
最終更新日:2024.03.09

皆さんこんにちは。

今回は報告力について記します。

本屋さんのビジネス書のコーナーに行くと、
よく「○○力」について記された本が並んでいます。

例えば営業力、企画力、共感力etc.....

しかしながら、今回のブログで記す報告力について
記された本はあまり無いように思います。

普段仕事をしていて私はこの報告力をとても重視しています。

理由は、報告を受ける際に報告者の技量の優劣によって
仕事の生産性や拡張性が大きく変わるからです。

では、報告力のポイントは何かをまとめてみます。
悪い例を示した方が分かり易いと思います。

まず一番悪い例が、報告が無い、もしくは
報告するタイミングが遅れるということがあります。

これは、報告を受けなければならない上司や
チームにとって一番悪影響を及ぼします。

仕事そのものの遅延や無駄仕事に直結するのと、
報告を待っている人にストレスを発生させるからです。

自分を振り返って、上司から報告を求められる機会が
多い人は注意したほうがいいでしょう。

次に悪い例が、思い込みを報告するケースがあります。

これは、事実と自分の知覚(受け止め)を混ぜ込んで
報告してしまうという現象です。

この状況の厄介な点は、報告者には
ほとんど思い込みである認識が無いことです。

思い込みを報告するので当然、上司の意思決定は
事実ベースの意思決定と方向がズレたものになります。

時によっては、意思決定を完全に間違うことさえ多々あります。

この思い込み報告の修正は、部下上司ともに
事実と推察、受け止めを分離して報告する訓練が必要です。

最後に挙げる悪いケースは、ダラダラと
長い報告を行うということが挙げられます。

ビジネスの基本は常に結論から簡潔にが基本です。
求められた場合に追加的に詳細な説明を加えていきます。

この悪癖の悪い点は、時間を無駄に消費することと
報告を受ける側の思考が話の要約に集中してしまい、
肝心の戦略的領域に思考が裂けなくなってしまうことです。

あまり焦点が当てられない報告力ですが、
仕事の生産性を左右する重要なスキルです。

上記にあるような悪い報告の仕方で
チームのエネルギーを奪うメンバーになってはいけません。

適切な情報を最短でシェアできる
強いチームを目指して報告力アップに努めましょう。