暮らしのインタビュー

【富山】お客様インタビュー|中庭テラスがつなげる一部共有型二世帯住宅

[2022年10月記事作成]

2020年お引渡し|富山|K様
中庭テラスがつなげる一部共有型二世帯住宅

家づくりのきっかけは、当時の住まいである市営アパートが一年後に解体されると決まったこと。以前から戸建てへの憧れはあったものの、ご主人の転勤や子供たちの進学などで家づくりのタイミングを逃していたK様ご夫妻。今回の通知で、満を持して家づくりをする決心をした。家づくりのパートナーに選んだのは、ご子息の勤め先であるアルスホーム。展示場を一通り見学した後、完成見学会にも足を運び、アルスホームの家づくりへの理解を深めていった。
「総合住宅展示場だけではなく、完成した実際の家にも外とのつながりや、大開口などが採用してありました。外で過ごす時間も愉しみたいと考えていたので、その点が気に入りました。」と期待を膨らませていった。




(当時見学して好感を持った完成邸。大開口だけでなく、縁側にゆったりと腰かけて過ごす空間も参考になった。)

ご高齢のお母様が住まう家を解体し、そこに新しく二世帯住宅を建てることにしたK様ご家族。
「最初は同じ敷地内に別々の建物を建てて住むことも考えましたが、分離型の二世帯住宅にすることで、それぞれの生活やプライバシーにも配慮した家にできると考えました。」
親世帯と子世帯、それぞれの暮らしを尊重しながら、家族が一緒に住まうための家づくりがスタートした。


(K様邸外観。南北方向に長さのある敷地特性を有効活用している。)

K様ご家族は、ご主人の転勤や子供たちの進学などが重なり、約7年間それぞれの地でバラバラに暮らしていた。
「私は単身赴任中、妻と息子は富山、娘も県外の大学に進学していたため、家づくりを決めたときもまだ私達はバラバラに生活していました。しかし家づくりがスタートしてから、娘は新しい家ができるならと帰ってくることに。偶然ですが、私も単身赴任先から富山へ戻る辞令が出て。家族全員が新しい家で暮らせることが決まりました。」

二世帯住宅で一番の課題となったのは、どこまでを分離し、どこから共有するかという事だった。
「母は直接打合せには参加していませんが、私たちがアルスホームと話し合った内容は共有していました。料理好きの母の要望はキッチンダイニングを別にすること。妻も同じ思いだったことから、キッチンダイニング、そして水周りではトイレを別にし、その他ランドリーや浴室などは共有することにしました。」(ご主人)
いわゆる「一部共有型二世帯住宅」を建てることを決めたK様ご家族。それからは具体的なプランニングを設計士と進めていった。


「もともとアパートで暮らしていたという事もあり、広い家に移り住んだとき、それぞれの距離が離れてしまうのではないか?と心配になりました。家族とのコミュニケーションがとりやすいように、リビング階段を希望しました。」と奥様。
アパートで暮らしていた時の様な近い距離感で、それでも家族がのびのびと暮らせるような家にしたい。話し合いの後、アルスホームから提案されたのは、吹き抜けのあるプランだった。



(フリースペースにはそれぞれが自由に過ごせるよう、ハンモックや本棚、トレーニング機器などが置いてある。)

2階は主に洋室と、セカンドリビング代わりのフリースペース。そこではトレーニングや読書を自由に愉しめる空間になっている。吹き抜けとフリースペースはつながっており、すぐ下には家族が集うダイニングがある。

「例えば2階の部屋にいても、扉を開けることでダイニングに居る家族と会話ができます。吹き抜けを取り入れたことで、家族の距離感がぐっと近づきました。」とK様。
吹き抜けで空間をつなげることにより、家族とのコミュニケーションが円滑になった。二世帯住宅というと、1階に親世帯、2階に子世帯と考えがちだが、吹き抜けを取り入れることでその固定概念を取り払い、K様ご家族の暮らし方に合った提案をさせて頂くことができた。




(夏場の中庭ではバーベキューが毎週のように開催される)

(季節の花々を中庭からめでることができる。)

住まいの中心に配置した中庭を介して、親世帯と子世帯がゆるやかにつながっている。中庭ではバーベキューやガーデニングを愉しむ様子がうかがえる。
「私達は中庭でよくバーベキューをするのですが、母も時々参加してみんなで食事をします。お互いの暮らしを自由に愉しみながら、時には同じ時間を過ごしたりするのもいいものです。また、母側のスペースにはもう一つ玄関があり、毎日お友達を招いて楽しそうにしています。気兼ねなくお互いがのびのびと暮らせるような家をつくりたいという想いが叶えられました。」
家族がお互いの存在を感じながら、それぞれの時間を好きな場所で自由に過ごすこと。誰かが家の中で話し始めたら自然といろんな場所から会話に参加する、そんな距離感で暮らすことができる住まいにご満足いただいている様子だ。


(夕日を眺めながら七輪を愉しむご主人)

(お母様のスペース。毎日のようにお友達が訪ねてきて楽しい時間を過ごす。奥には寝室がある。)

「私達は二世帯住宅を建てるにあたって、自分たちの暮らしに基づいて分離する部分と共有する部分の話し合いをしっかりと行いました。それでも、家族間で意見が分かれてしまう時は、アルスホームの設計プロセスが助けになりました。」
設計プロセスとは、ご家族へのヒアリングや、土地の特長を理解することなど、間取り提案を行うまでにアルスホームとお客様が情報や考えを共有する一連の工程の事。
アルスホームはこの設計プロセスを丁寧に行う事で、ご家族一人一人のご要望をプランに落とし込むことができる。経験豊富な設計チームが様々な視点でプランニングを行う為、客観的なアドバイスが可能だ。K様は二世帯住宅というテーマと、ご実家を解体しそこに新築するという敷地の利用法、それら複数の解決すべき課題があったが、住まいへの想いを全員が共有できていたことで、理想とする住まいを建てることができた。



(リビングに設置した薪ストーブ。調理も出来るタイプで、冬場は暖を取りながらピザを焼いたりも出来る。)

(玄関ポーチに椅子などを置いてちょっとした居場所にすることも。)