富山の新展示場・市中の山居|日々の喧騒を離れ、静寂に包まれる暮らし。

最終更新日:2025.11.05

新展示場コンセプト「市中の山居」に学ぶ、上質な日常のつくり方。

2025年11月1日(土)、新たな展示場がジュートピア富山にオープンいたしました。

目まぐるしく過ぎる日々の中で、いかに心穏やかに、自分らしく過ごせるか。その答えを、茶の湯の世界に古くから伝わる「市中の山居(しちゅうのさんきょ)」という言葉に見出しました。
住宅地の中にありながら、静かな山里のように自然と調和し、心安らぐ住まい。この展示場は、そんな理想の暮らしをご体感いただくための空間です。


(ダイニング:吹き抜けから光が差し込み、庭の緑が見える開放的な様子)

光と緑に囲まれる、変化に富んだLDK

今回の展示場は、LDKを雁行型に配置し、4つの庭に「囲まれる」ように設計されています。
ダイニングは、大きな吹き抜けから柔らかな光が降り注ぐ開放的な空間。一方、リビングはあえて床を一段下げることで、庭の緑がより近くに感じられ、落ち着きと安心感に満たされます。

移動するたびに窓から見える景色が変わり、時間や季節によって光の入り方も変化します。単に広いだけではない、空間の「抑揚」を感じる設計は、日々の暮らしに新しい発見と喜びをもたらしてくれるでしょう。



(リビング:床が一段下がり、黒い床と相まって落ち着いた雰囲気を演出)

(オーナー様がご見学中の様子:リビングやダイニングでお寛ぎいただきました)

暮らしに寄り添う、光と影のデザイン

内観のデザインテーマは「コントラスト」。重心を低く見せ、空間に落ち着きを与える黒い床。それとは対照的に、壁や天井は明るい素材で仕上げ、光の反射や陰影を美しく映し出します。
これは、ただ広く見せるのではなく、空間ごとに居心地の良さを変え、暮らしの中に心地よいリズムを生み出すための工夫です。日常の中にありながら、ふと心が切り替わる非日常のひととき。その繊細な感覚を、ぜひ現地でご体感ください。


(吹抜け:立体的な光の入り方や空間の広がりを感じる)


(寝室:フリースペースとしても使えるようなシンプルな設え)

「包み込む」安心感。現代に昇華させた佇まい

この展示場の象徴ともいえるのが、大きく、低く構えた屋根が印象的な外観です。家全体を優しく「包み込む」ようなデザインは、住まう人に根源的な安心感を与えます。
玄関ポーチの軒を低く抑えることで、外の世界から内の世界へと意識が自然に切り替わり、帰宅するたびに安らぎを感じられるでしょう。
伝統的な考え方を大切にしながらも、現代の暮らしに調和する洗練された素材を組み合わせることで、新しい時代の「市中の山居」を表現しました。



(外観:包み込むような大きな屋根のシルエットが印象的な外観)

まとめ

この展示場のコンセプトは、日々の暮らしの中に、自然との調和と静けさを見出す「市中の山居」です。

象徴的な大きな屋根は、住まい全体を優しく「包み込む」ことで、住まう人に根源的な安心感を与えます。そして一歩足を踏み入れれば、移動するたびに景色の見え方が変わる、抑揚に富んだ空間が広がります。

光と影のコントラストがもたらす落ち着きと、4つの庭がもたらす自然との一体感。それらは、忙しい日常の中に心地よいリズムを生み出し、暮らしと時間の変化に順応していくためのヒントとなるはずです。

ぜひ一度ご来場いただき、この場所でしか感じられない空間体験をお確かめください。