社長室ブログ追加しました。

 「インド経済視察団」 



先日富山県内の経済人約70名による、
北日本新聞社・北日本四政経懇話会派遣 「インド経済視察団」 に参加いたしました。

2月15日に出発して6日間の旅とはいうものの実質的には4泊5日。
そんな短期間でインドの首都ニューデリーやタージ・マハルで有名なアグラなどいくつかの都市を巡り、
経済交流や観光と、とても慌しくあっという間の出来事でした。

正味わずか4日間の滞在でインドを語るにはおこがましいことでありますし、
到底インドを理解できたなどとは言えるはずもありません。
ですから、延べ500kmのバス移動の途中で見た町の風景などについてお話したいと思います。

まず第1に「非常に人が多い」
その数は尋常ではなく、まるで地面から人が沸いて出てきているように感じてしまうほど、
人であふれかえっています。
いたるところで人々が、無気力な目で人や車を見ています。
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道路はといえば、人や車だけでなく、牛・水牛・犬・ヤギといった動物が一緒に道路にひしめき合い、
ものすごく混雑しています。
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道路に走っている黄色い乗り合いの3輪タクシー(オートリクシャーというそうです)もやたらに多く、
その全てが大変なことになっています。
おそらく定員6名程度のものだと思われますが、10人以上は当たり前のように乗り、
ひどいものでは屋根の上までに乗っている有様。
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道路には信号もほとんどありませんし、あったとしても誰もそれを守ろうとせず、
少しでも隙間があれば右から左からお構いなしに車が割り込んできます。
クラクションが鳴りっぱなしの中、ジリジリと車を動かし、できる限り隙間を作らず進むしかないのです。
私達のバスが動いているにも関わらず、対向車は平気で道幅いっぱいに広がって走ってきますので、
こちら側は全く動けないこともしょっちゅうです。

第2に、「非常に汚い」
主要道路は一応舗装されていますが、路肩は未舗装で側溝もありません。
そんな路肩には多くの屋台が出ており、砂埃が舞い、霞がかる中で多くの人が食事をします。
それに加えて故障し、修理中の車があちこちにあり、交通渋滞の大きな原因ともなっています。
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その脇には散乱している大量のゴミ。
生ゴミなどは牛や犬などが食べてしまい、残るものはビニールやプラスチックといった
石油化学製品のゴミ。つまり、いつまでも腐らないものばかり。
それが当たり前のように置き去りになってたまり続けているのです。
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主要道路に入ってくる脇道は全てが未舗装。
乾季といいながらも、道路わきの空き地には水溜りがあちこちにあり、
そこには家庭からの汚物が流れ出ているのです。
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あるいはスラム街。大変失礼な言い方になるかもしれませんが、
あたかも難民キャンプの方がまだましなのではないか、と思われるほどに汚い小屋が密集し、
その中に大家族が数多く住んでいる。
そこにもやはりゴミの山です。

そんなゴミが埃とともに風に乗って町を流れる。
デリーの町は、「騒音と臭いとゴミの町」といえるかもしれません。

そして第3に「子供がとても元気な事」
そんな中、集団で学校に登下校している小さな子供たちを見つけました。
とても元気にはしゃいでいるその子供たちの目はみんなとても澄んでいて、
とても美しいものでした。
そのくったくのない表情のおかげで、何か救われたような気がしました。
新興国インドの現実を知るとともに、輝ける未来の可能性を感じることが出来た旅でした。
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ただ一つだけ心残りがあります。
それはガンジスの沐浴を見ることができなかったこと。
実際に見た人から聞いたところによると、大変なカルチャーショックを受けたとのこと。
どのようなカルチャーショックなのかはわかりませんが、ガイドの説明によれば、
「母なるガンジスから生まれ、最後にガンジスへ帰る」
という輪廻の思想がそこにはあるとのことです。
是非一度、ガンジスの沐浴を見てみたいものです。


【インド共和国】
■総人口  約12億2千万人(2025年には世界第1位へ)
■平均年齢 25歳(20歳未満が全人口の約40%)
■言語 ヒンディー語・英語・他21言語
■宗教 ヒンドゥー教・イスラム教・キリスト教・シーク教・仏教
■通貨 ルピー (1ルピー:約2円)
■中間層(世帯年収20万~100万ルピーの購買層)     約1.8億人(総人口の約15%)
■実質GDP成長率 2010年度:8.5% (2011年度は9%へ)
■IT産業 ソフトウェア開発世界シェア:50%
■識字率 65% (文盲率35%の内70%は女性)
■カースト制(公式には禁止。ただし実生活にはいまだ息づいている)
                 聖職者10% 王族・武士10% 商民・平民10% 隷属民70%  

2011年2月28日 17:40