暮らしのインタビュー

【石川】お客様インタビュー|木の心地よさに包まれた田園風景にたたずむ家

[2023年9月記事作成]
2020年お引渡し|石川県|S様

木の心地よさに包まれた田園風景にたたずむ家。

 


田園風景が広がる長閑な地域の一画に、S様邸がある。
北側の道路に面した横長の土地に合わせるように設計された住まいは、インナーガレージとウッドフェンスが特徴的な外観。今年の夏の暑さの中でも緑の瑞々しさが感じられる。


(景観に馴染むようなアースカラーの外壁色。)


(玄関周りには青々と茂るマホニアコンフューサなどの植栽がある。)


(木製格子の奥にはインナーガレージへ続くドアがある。)

ご友人の紹介でアルスホームの展示場を訪れたS様ご夫妻から、当時住まわれていた賃貸の前方には大きな公園があり、立地の他にもその周辺環境が気に入り住むことを決めたというお話を伺った。「ただ、家賃が高めだったので、いつかは家を建てたいと思っていました」と奥様。
アルスホームの家づくりのデザイン的な特徴である「外と一体化した暮らし」とS様に親和性を感じた営業担当者は、建物のご案内を通して一緒にイメージを膨らませて頂いた。話をするうちに、S様のご友人も偶然、アルスホームのオーナー様という事が分かり、ご夫妻は家づくりを本格的に進めてみようと考えたという。
ご夫妻は完成見学会の他にも、富山の展示場などにも足を運び、精力的に家づくりに向けて動き始めた。「他の会社にも見学に行きましたが、大きな窓があってもカーテンが閉め切られているところが多くて、ちょっと違うなと。アルスホームのデザインに惹かれていたこともあってあまり心が動かなかったという事もあります」とアルスホームでの家づくりを決めた。


(LDKは北側に配置した庭と隣接し、一日を通して柔らかな光に包まれている。)


(ウッドフェンスによって道路からの視線が入らず、カーテンを開け放して過ごすことができる。)

「この土地は私の父から譲り受けました。」とご主人。

S様ご夫妻が住まいに望むのは、お二人が好きな公園を彷彿とさせるような開放感と、外の豊かさが感じられること。ご主人が譲り受けた約77坪の土地の北側には道路があり、交通量は少ない。そしてその奥には田園風景が広がる気持ちの良い抜けがあり、S様ご夫妻が想いを馳せる暮らしをするには必要な要素となる「開放感」がある。その一方で横長の形状であることや、北風が厳しく冬場は風の影響で凍り付くことなどの設計的な配慮が必要な部分もあった。S様ご夫妻の理想とする「公園を彷彿とさせるような開放感と、外の豊かさが感じられる暮らし」を叶えるため営業担当も含めた設計チームで検討を始めた。


(ダイニング・リビングの勾配天井はご夫妻のご希望で木質化し、外とのつながりをより感じる空間デザインに仕上がった。)


(床材はタモの無垢材を使用している。触り心地がとてもいい。)

「私達は自然豊かな地域で育ったからか、緑に惹かれてよく夫婦でいろんな公園に出かけていました。そのなかで、公園のように開放的な雰囲気を住まいに取り入れることが出来たらいいなと思ったんです。設計担当の番匠さんには公園というキーワードでいくつか提案をしてもらったので、イメージを膨らますことができました。軒下のウッドデッキにハンモックを置いたり、庭で遊ぶことが出来たり。そういうことが実現できるようなコンセプトにしてもらいました」と奥様は設計担当との打ち合わせを思い返す。公園のような開放感を実現するには、日中もカーテンを開け放した暮らしが出来なければならない。となれば、外からの視線が気にならないようプライバシー性を確保することは必須。ただ隠すだけではなくデザイン的にも配慮しながら「公園」のイメージに近づけるようにプランを検討した。
また、北風が厳しいことへの対策に、インナーガレージを希望したのはご主人。「実家近くの土地を譲り受けたので、この土地のことは良く知っていました。北風が強く吹き込むことも知っていたので、インナーガレージは必須でした」と、土地の特徴に合わせて車を守る必要があると考えたご主人は、コストが上がることにも納得の上でインナーガレージを採用することを決めた。


(階段を上がるとベランダがあり、廊下には光が差し込むため日中は照明要らず。)


(廊下の突き当りにはフロストガラスのFIX窓があり、自然光を柔らかく室内に届けている。)


(寝室傍のベランダは布団を干したりするなど日常的に使い勝手の良いスペース。)

「せっかく景観を生かしたプランにしてもらったので、家族でのびのびと過ごしていけたらいいなと思います」と、お子様2人の子育てに追われながらも、ふとした時に外の豊かさを感じられることが気に入っている様子の奥様。「夏は友人親子を招いて庭でプール遊びをしたんです。子供たちは庭でプールをして遊んで、大人たちはその様子を室内から見ていました。縁側のようになっているウッドデッキも友人から好評です」。ウッドデッキとリビングの広さや軒の出については展示場や完成見学会で確認をし、納得できる広さを確保できた。コストをかけても叶えたかったこだわりの個所が友人たちにも喜ばれ、嬉しそうにほほ笑む奥様だった。


(窓際にある車のおもちゃで遊ぶ兄弟の姿。)


(ウッドデッキで遊ぶご長男を室内から見守る奥様。)

「この家を建てるとき、10年、20年後も飽きがこないようにしたいなと考えていました。流行りの家を建てるよりも、上質で品の良い家に住みたかったんです。年齢を重ねても、永く愛せる家を実現できたと思います」とご主人。こだわりの開放的で大きな窓や、より庭との一体感を感じられるよう採用したリビング天井の木質化など、今後住まいながらより味わい深く変化していく住まいの中で、これからも家族の成長とともに、家族の思い出が紡がれていくことだろう。


(四季を愉しむS様ご家族。家族空間が外と一体化した空間デザインにより、ご家族の背景にはいつも開放的な外の心地よさがある。)