山海 満也
アルスホーム株式会社
代表取締役社長
山海 満也

12年目の春

  • 社長メッセージ
最終更新日:2023.03.11

皆さんこんにちは。

2011年に起きた東日本大震災から早や12年が経ちました。

私は、毎年この日に
生かされた者の責任を果たせているか
を自問自答するようにしています。

毎年読み返している当時15歳の少年であった
梶原裕太さんの卒業式での答辞を紹介致します。

〜答辞文(抜粋)〜

本日は、未曾有の大震災の傷も癒えない最中、
わたくしたちの為に、卒業式を挙行していただき
ありがとうございます。

ちょうど、十日前の三月十二日、春を思わせる暖かな日でした。
わたくしたちは、そのキラキラ光る日差しの中を、
希望に胸を膨らませ、通いなれたこの学舎を、
五十七名揃って巣立つ筈でした。

前日の十一日。

一足早く渡された、思い出のたくさん詰まったアルバムを開き、
十数時間後の卒業式に、思いを馳せた友もいたことでしょう。

「東日本大震災」と名づけられる、天変地異が起こるとも知らずに・・・

階上中学校といえば「防災教育」といわれ、内外から
高く評価され、十分な訓練もしていたわたくしたちでした。

しかし、自然の猛威の前には、人間の力はあまりにも無力で、
わたくしたちから大切なものを、容赦なく奪っていきました。

天が与えた試練というには、むごすぎるものでした。
辛くて、悔しくてたまりません。

時計の針は、十四時四十六分を指したままです。
でも、時は確実に流れています。

生かされた者として、顔を上げ、常に思いやりの心を持ち、
強く、正しく、たくましく生きていかなければなりません。

命の重さを知るには、大きすぎる代償でした。

しかし、苦境にあっても、天を恨まず、運命に耐え、
助け合って生きていく事が、これからの、わたくしたちの使命です。

わたくしたちは今、それぞれの新しい人生の一歩を踏み出します。

どこにいても、何をしていようとも、この地で、
仲間と共有した時を忘れず、宝物として生きていきます。

・・・(中略)

平成二十三年三月二十二日
第六十四回卒業生代表 梶原 裕太

改めて一日一日、生かされていることに感謝しながら、
丁寧に毎日を過ごしたいと思います。