暮らしのインタビュー

【富山】お客様インタビュー|暮らしに四季を取り入れ、こだわりのインテリアと集いを愉しむ家

[2022年6月記事作成]

2017年お引渡し|富山市|S様
暮らしに四季を取り入れ、こだわりのインテリアと集いを愉しむ家


(外観は軒先を長くし、屋根を重ねることで水平ラインが強調され、おおらかで端正な美しさを演出。)

地域特有の春風の強さが悩みだったS様ご夫妻。
当時の住まいは強風で建物が揺れたり、瓦がめくれて屋根を修理しなければならなかったりと、構造の面で不安があった。
「新しい住まいにはマンションも考えましたが、たくさんの愛着ある家具やインテリアを手放さなければならなかった事、当時の住まいの査定額も思ったよりつかない事が分かり、その考えはなくなりました。そんなとき、隣の土地に家を建てるのも良い考えだと思い至りました。」と奥様。
当時の住まい(母屋)は南から吹く強い春風を遮る「風よけ」の役割を果たし、新しい住まいへの被害を最小限に抑えられることから、隣の敷地での新築を決意した。


(奥に見えるのはそれまで住んでいた母屋。現在は1階でハンドメイド洋服を取り扱う「木馬farm」を奥様が経営。)

(木馬farmから見た住まいの様子。庭の緑が瑞々しく色づいている。)

奥様が30年以上経営するお店を母屋へ移転させることで、新築とお店が庭を挟んで隣同士になり、仕事もしやすくなった。
「お客様は気心の知れた常連さん、またそこからご紹介をいただき人の輪が広がっていきます。」
奥様の人柄に引き寄せられ、お店にはいつも楽しい時間が流れる。


家づくりを決意し、ジュートピア富山内にあるアルスホームを訪れたS様ご夫妻。
当時のことを伺うと、ご主人は以前からアルスホームのことをご存じだったことがインタビューの中で分かった。
「実は家を建てることを決める前からアルスホームのことはとても気になっていました。テレビCMや、会社の同僚がアルスホームで建てたことを知っていて、話は聞いていたので。」とご主人。
他の会社を見学しているときも、アルスホームのことが頭の片隅にあったという。
実際に展示場に訪れ、大開口によって中庭とゆるやかにつながる家族空間をみて「素敵すぎました」と奥様。
その後、完成見学会や入居宅見学会にご参加いただき、アルスホームの実際の住まいをご体感いただいた。
「入居宅見学会はメンテナンスの部分が特に参考になりました。自分が採用したいと思っていたものを具体的に考えることができたから。」とイベント参加にご満足いただけたようだ。
ただ、総合住宅展示場と実際の住まいでは、大開口の取り方に違いがある事も知った。
「本当は展示場のように木製サッシを採用して、大開口を実現したい想いがありました。でも実際住んでみると、庭から虫も入ってきますし、この窓にしてよかったと思います。」とご主人。
木製サッシはコストやメンテナンスの部分も、通常のサッシより負担が大きい。総合的に考えて後悔はないという。
「網戸を外せばより外の気持ちよさを感じることができます。そうは言っても網戸もほとんどわからないくらいですけど。」


(隣が母屋だという事もあり普段から人目を気にする必要がなく、開放的にお庭を愉しむS様ご夫妻。)

「営業担当の大橋さんは、様々な質問をする私達に対して正確な回答を用意してくださり、信頼できました。」とご夫妻。
「話していて心地よかったのもアルスホームを選んだ決め手です。」と奥様。
担当の大橋と出会えたことがアルスホームを選んだ一番の理由だという。
「家づくりに関しては、完全自由設計なところに魅力を感じました。他のハウスメーカーは、自由設計と言いつつも規格があったりして、オプション扱いになることが多かったように思います。本当の自由設計で、私たちの想いをくみ取ったデザインをしてくれる住宅会社を選びたい想いがありました。」と奥様。
インテリアに高い関心を持つ奥様は、これまで集めてきたこだわりのインテリアやアート作品を新しい住まいで飾りたいという夢があった。
飾る場所を「キャンバス」と呼び、季節に合わせた小物や生花が暮らしを彩る。





(部屋に飾る花やグリーンは奥様が庭から採取し、随所に配置して四季を愉しむ。)


(光の入り方も奥様のこだわりの一つ。飾り棚や和ダンスが映える。)

(人形作家・松本昌子さんの作品が美しい空間に馴染んでいる。)


毎週日曜日に行った詳細な設計打合せは、毎回3時間にも及んだ。
「仕事で御影石を取り扱っているため、家を建てるなら、ぜひ使いたい素材がありました。」とご主人。
ご主人の石材に関する高い専門知識は、素材の美しさだけではなく、その特性や、メンテナンス性を良くするための施工法など、多岐にわたる。
「特に外観の塀の部分はこだわりが強いです。雨垂れによる汚れが付かないよう、笠木に御影石を用いました。これは会社の職人に指定して、雨水が流れやすいよう勾配も取っています。」
デザイン的にシンプルで、かつメンテナンス性に優れた施工法をご主人は熟知しておられたことで、アルスホームとしても学ぶことが多く、共に家づくりをする中でたくさんの気づきを得ることができた。


(シンプルでありながらメンテナンス性に優れた加工が施された御影石の笠木。)

奥様のこだわりである季節の小物を彩るキャンパスは、コンセントの位置にも注意を払い、美しいし設えを実現した。
「飾りたいものがたくさんあったので、その場所を用意してほしいと設計士の番匠さんに伝えました。前の家は建売という事もあり襖や障子が多く、まっさらな壁があまりなかったので飾るスペースがほとんどありませんでした。」
飾るための壁面の美しさは必須で、さらに飾った後も空間全体がまとまり、美しく感じられなければならない。
それらの要素をS様ご夫妻と共にアルスホームの設計チームがまとめあげ、センスの良いインテリアが空間を彩りながらも、外とのつながりを心地よく感じる落ち着きある空間が実現した。



(照明器具などが目立ちすぎないように考え抜かれたキャンバスは、インテリアを主役にする。季節によって額の中が入れ替わっていく。)


(庭と家族空間が一体的につながる開放的な空間デザイン。ソファのクッションは奥様の自作。)


(普段お二人はソファに並んで座り、テレビを見て過ごす。)


(リビング横の小上がりの和室は、ご主人のお昼寝スペース。桃の節句にはお孫さんのためにお雛様を飾る。)


(玄関は小矢部のアンティークショップで購入したライトが暖かな光を灯し、お客様をもてなす。)


お気に入りの居場所を伺うと、「好きなところだらけです。」とご主人。
外を感じる玄関、手入れの行き届いた庭をいつでも眺められる家族空間など、どれをとっても心が落ち着く居場所だとご主人は笑顔で教えてくれる。
「毎日好きなところに帰る喜びを感じます。これからも家時間を愉しみたいです。」



「毎日温泉に居るような気分。出かけるのも楽しいけど、やっぱり家での時間が好きです。」と奥様。
奥様が母屋で経営するお店から、お庭を通して、お雛様などの季節の飾りをお客様に見ていただくこともあるという。
「みんな喜んでくれています。」とご夫妻は笑顔だ。
自分たちだけでなく、家時間を愉しむ気持ちをお客様にも分けて差し上げているところに、S様ご夫妻らしい優しさを感じる。

「家づくりを決めてから、自分のやりたいことを具体的に考えました。展示場や見学会だけではなく、テレビの情報も参考にして。時には設計士の番匠さんに写真を持参し、『こんな風にしたい』と想いを積極的に伝えることもありました。私はインテリアを愉しみたかったので、家族空間から雑多なものが見えないよう収納にも気を遣い、もともとあった食器棚の寸法も図って新しい家にも置けるように依頼しました。」と奥様。
「自分が住む家だから、こんな家にしたいという想いが決まっていないと、家づくりは難しいと思います。だからこそ、いろんなところに行き、見て、『こんな所に住みたい』と感じることが大切。そしてその想いを担当者に伝え、話し合いをしなければいけません。イメージをカタチにしてもらうには、そのイメージを共有しやすいよう、お互いに協力する必要があります。」とご主人は家づくりを振り返る。
ご夫妻のこだわりが詰まった素敵な住まいは、家族だけでなく訪れた人をも幸せにする空間となっていた。


(キッチンに配置された北側の窓から、一日中光が差し込む。隣家の植栽が借景として切り取られている。)


(S様ご夫妻から頂いた日常を切り取った素敵な作品。暮らしの中に四季を感じることができる。)