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本気の定義

皆さんこんにちは。

寒の入りにもかかわらず、穏やかな日ですね。
センター試験を受けられる学生さんもホッとしていることだろうと思います。

さて、本日は人材育成について気づいたことを記します。

我々アルスホームの企業理念に「仕事を通じて人を育てる」という一節があります。

とある会議で、ある人から「自分の下で人が育たないのでアドバイスが欲しい」という話しがありました。
それに対して私は「本気でそう思っていますか?」と返しました。

自分の中でそれ以降、「本気でそう思う」とは何を具体的に何をどう思う必要があるのか
疑問として頭の片隅に残ったままでした。

そう思いつつ先日、別の部下と面談の機会がありました。

その面談は、彼のキャリアパスについてが本旨でした。

その彼はまだ自分のやりたいことがはっきり定まっていない状況に見えました。

しかしながら、話しを進めますと、どうも「理想とする組織」とその組織に見合う
「人材育成」に取り組みたいと望んでいることが見えてきました。

「理想とする組織」はどのようにして設定するのかを考えてみると、
次に見えてきたのが、前提状況として「どのような仕事をする組織か?」
という定義を明確にする必要があります。

さらにその前提には、「どのような商品、サービスを提供するのか?」
というゴールを明確にする必要があります。

スポーツを考えると分かりやすいと思います。
ゴール設定を「地域で勝つ」のか、「全国で優勝する」とするかでは、
おのずとどのようなチームを編成するのかに大きな差が出てきます。

当然ながら、チーム編成後の練習レベルや内容、時間にも大きな差があることは自明の理です。

話を元に戻すと、先のキャリアパスが一見不明確と思われた彼は、実は何らかの提供したい
商品やサービス、品質レベルが実は自分なりにあって、それらを提供する組織と一人一人の
社員に求められる要求水準がおぼろげながら彼なりに見えていて、希求しているのです。

従って、この彼には「あなたがやりたいのは経営そのものではないですか?」と
問いかけし、具体化するよう促して面談を終えました。

この面談プロセスは、私にとっても大きな気づきがありました。

冒頭の部下に対する「本気でそう思う」ことの具体的な定義が見えてきたからです。

まず、「自ら提供する商品・サービスに使命感を持っているか?」

次に、「それらを提供するにはどのような能力を身につけるべきか見えているか?」

最後に、「部下にもそうなってほしいと願っているかどうか?」

よく部下育成が難しいとか、なかなか育たないとぼやく声を聞きます。
上司諸君は胸に手を当て、上記の「本気」の定義を充足しているかどうか自問する必要があります。

(田坂先生の名著です。参考までに)

 

「仕事を通じて人を育てる」

文字数は少ない一文ですが、その要求するところはなかなか難しいものだと改めて気づかされます。